「タダでもいりません」 
初島・三池島、タダでもいりません。大牟田市「維持費出せない」

 福岡県大牟田市は28日、三井鉱山(東京)から無償譲渡を打診されていた有明海の人工島、三池島と初島の受け入れを見送ったと発表した。三池島は希少種の野鳥ベニアジサシの営巣地となっているが「財政難で島の維持管理費を確保できないため」としている。

 両島は有明海海底に延びる三井三池鉱坑道の換気用に建設された。同市沖合2キロの初島(直径約120メートル)は1951年に完成した国内初の人工島。70年完成の三池島(直径約90メートル)はベニアジサシの北限営巣地で、オーストラリアからの渡りも確認されている。

 三池島をめぐっては、日本野鳥の会が「民間に譲渡され、釣り場などになると、貴重な野鳥生息地が損なわれる」として、同市に譲渡受け入れと環境保全を要望。初島についても、大牟田観光協会などが観光資源として活用を申し入れていた。

 市は2006年5月、同社から譲渡申し入れを受けていたが「波による浸食もあり補修費の予測が付かない」と判断した。三井鉱山は「今後の対応は社内で検討したい」としている。

3月29日付 西日本新聞より 写真は上が三池島、下が初島


 なお、三井鉱山が市に無償譲渡を打診した10カ所のうち、周辺の住宅の排水および洪水時の調整池となっている「露天堀」をはじめに5カ所は譲渡を受け入れる方針という。

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